ブレーキ・パッドがローターと出会うとき

ローターとパッド表面の最初の合せプロセスはその将来の寿命と性能に本質的な役割を果たす。これは「なじみ」処理とも呼ばれるいずれの違反も部分損傷もなく表面がお互いを受け入れると、正しい方法と言える。合わせの間に、パッドの材料はローターの表面に移るはずであるが、その逆は起こらない。しかし残念ながら、これは全く間違った方向に進み出す可能性もあり、回復できないプロセスで両表面に完全な損傷へと導きかねない。非研磨性のブレーキパッドは、高い研磨性のブレーキパッドに比べてよりこのことが起こり易い。

悪性の初期合わせを防止するために表面の焼きプロセスが通常制作の間に要求される。ブレーキパッドの表面焼きはパッド表面のプラズマ処置であり、ローターによるより良い受入プロセスのために「料理済」状態を作る。

以下に悪い影響に繋がりかねない4つの理由を示す:
  • 1.ローターが不足あるいは不均一な硬度で製造された、あるいは悪い鋳造であった、または不適切な熱処理を受けた。
    • ローターは交換が必要である。
  • 2.ローターが前のブレーキパッドで破損を受けたり、過熱された。
    • ローターは表面を削るか、交換する必要がある。その代わりとして、最初の2週間以内の運転で少量のブレーキを受けたローターの受け入れを試みることができる。
  • 3.ローターが前のブレーキパッドの素材で汚染されていた、あるいはさびている。
    • 軽く連続的なブレーキが最初の2週間の運転の間に要求され、それで古い素材またはさびを排出する。
  • 4.ローターは新品であるが、さび防止のために亜鉛またはダクロメットまたはジオメットのようなものでコーティングされている。
    • 取付後最初の1週間軽く連続的なブレーキングが必要で、ローター表面のコーティング物質を掃除する。
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